日本独自のジャンルであるヴィジュアル系ですが、何を基準にジャンル分けしているのか。
その説明や歴史を細かく、親切に、丁寧に書いてくださっているサイトが多いですね♪
私は逆に、本当にざっくり、簡単に、私の主観を交えつつまとめてみたいと思います。
ビジュアル系とは?音楽のジャンルではない?
そうなんです。「ビジュアル系」という音楽のジャンルはないんです。
私はあまり音楽に詳しくないので偉そうには語れませんが・・・
ビジュアル系と呼ばれるバンドの音楽は、バンドによってヘヴィメタルだったり、パンク・ロック、グラムロックだったりポップなモノやテクノ、ミクスチャー系まで何でもアリというか。
なので、この曲調はビジュアル系だよね!みたいなハッキリとしたものはないんです。
アルバムの度に世界観がガラッと変わるバンドがいたり、ポップで聴きやすいなってバンドがいたり。
もっと言えばエアバンドまで存在するので(笑
なので曲を聴いただけで「これビジュアル系でしょ?」ってなるのはなかなか難しいかもしれないですね。
強いて言えばボーカルのビブラートだったり、アクセントだったり歌い方のクセが強い人は多いなって印象はありますけどね。
曲調とか歌い方がバンドによっては個性が強いので、比較的好き嫌いがハッキリ分かれるバンドは多いのかもしれないです。
ビジュアル系とは?見た目が大事!
もうこの一言に尽きるんじゃないかなと。
ビジュアル系と言うだけあって、ビジュアル=見た目が大事なんです。
ビジュアル系という言葉が出てくる前は「お化粧系」(オケバン)とも呼ばれていたのでバンドマンの中にはビジュアル系と言われるより「お化粧系」と言われた方がしっくりくるって言っていた方もいました。
一時期「ビジュアル系」という言葉が先行してしまって、音楽よりも見た目を優先してると捉えられてしまい、差別的な表現として扱われていた事もあったりします。
そのせいなのか、当時ビジュアル系=見た目だけで下手くそみたいなイメージを持っている人に「見た目が良ければいいんでしょ?男なのに化粧してるとか🤮」みたいな言い方をされてムッっとしたことがあります(`ε´)
私は他人の好きなモノをわざわざ否定してくる人は幸せになれないと思っているので、当時の私にそんなことを言ってきた人は何かしらの罰が当たってるといいな思っています(笑)
ビジュアル系とは各バンドの意識にもよる?
有名なエピソードとしてL’Arc-en-Cielが某音楽番組でビジュアル系と言われた事を理由に出演拒否した、という話があります。
それ以来?ラルクはビジュアル系なのか論争から始まり、このバンドはビジュアル系なのか、みたいな話題が度々でますよね。
私の個人的な意見ですが、本人達がビジュアル系だと言えばそうだし、違うと言えば違うで良いんじゃないかと。
そのバンドの音楽性だったり世界観の表現手段の1つとしてメイクという手法を取り入れたんじゃないかなと思います。
それがバンドの個性にもなっていますよね。
私の記憶では、ですがラルクだけじゃないけど当時発行されていたビジュアル系の専門雑誌に出ていたこともあってビジュアル系って括りにされていたのも理由の1つにあると思います。
この雑誌に載ってるって事はビジュアル系のバンドなんだろうな、って思われてしまうのは当時の情報量からだと仕方ない事のような気もしますし。
髪が長い(立ててる)+メイク=ビジュアル系っていうイメージもあるので。
ビジュアル系も多様化してきた?
年代が進むにつれてメイクが薄くなって「ソフトビジュアル系」と呼ばれるバンドが出てきたり、初期のビジュアル系に影響を受けつつ独自に進化した2000年代の「ネオ・ビジュアル系」と呼ばれるバンドが出てきたりと進化を続けているジャンルでもあります。
この辺は細かく書くとキリがないし、私がちょうど音楽から離れてしまっていた期間でもあってお勉強中です(笑)
ただ私の本当に個人的な印象ですが、昔はメイクや衣装が個性的で棲み分けが出来ていたというか、それぞれバンドのカラーがあったんですが最近チラリと見たバンドは既視感がある気がする・・・っていう感じで。
可愛い感じだなとは思ったんですが、どこかで見たことあるような感じだな、って思ってしまってバンド名が記憶に残ってないっていう残念な感じでした。
メイクを自分でやらなくなったからって話も聞いたことありますが、どうなんでしょう?
昔は自分でヘアメイクする人が多かったので、荒さの中に個性や勢いみたいなモノを感じられて私は好きだったんですが・・・
今も自分たちでヘアメイクしてる方も多いんでしょうけど、荒さとか勢いがあるっていうよりも、ただキレイで可愛いバンドだなって印象が強いです。(私が見かけた名前覚えられなかったバンドがそんな感じでした)
知識とか情報量が多い時代なので、メイクの仕方とかもちゃんとお勉強してるから上手なんだろうな・・・
メイク教えて欲しいくらいキレイな方いますよね(笑)
ビジュアル系とは?いつから呼ばれてる?語源は?
そういえばビジュアル系って言われるようになったのはそんなに昔の話ではないんですよね。
確かに私がこのジャンルのバンドに出会った頃はビジュアル系なんて言葉なかったかも・・・
バンド名で呼んでいて、ジャンルの総称みたいなのは知らなかったな、そういえば。
もともとはX(現Xjapan)のアルバム「BLUE BLOOD」のキャッチコピー
“PSYCHEDELIC VIOLENCE CRIME OF VISUAL SHOCK”
が語源だと言われる事が多いです。
雑誌の『SHOXX』覚えてますか?私は愛読誌の1つでした(o゚▽゚)o♪
『SHOXX』を創刊するときに編集長の星子さんが、そのアルバムのキャッチコピーを参考に
「ヴィジュアル&ハードショック・マガジン」というサブタイトルをつけたのが始まり、というのが有力な説です。
XのアルバムのキャッチコピーはHIDEが作ったと言われているので、元祖はHIDEですね( ・∀・)b
広まっていった流れとしては誌面から始まり、マスコミやバンドマン本人達が使い出して定着したって感じですかね?
海外でもそのまま「Visual-Kei」として受け入れられています。
ビジュアル系に女性が少ないのはなぜ?
女性がまったくいないか、といえばそうではないんですが。
圧倒的に男性の世界なんですよね。
私が知っているビジュアル系の女性だとLucifer Luscious Violenoue(ルシファー・ラセス・ヴィオルヌ)というGILLE’ LOVES(ジルラブズ)というバンドのボーカルの方のみです。
ゴシックな雰囲気で中性的な容姿もあって、男装の麗人って感じですごく魅力的な方でした。
女性だと知って驚いたのと同時にこのジャンルに女性でも乗り込んでいけるんだ!って感動もあったし、憧れでもありました。
調べてみたんですが、ボーカルが女性だったり、メンバー全員女性だったりのバンドもありますね♪
ただあまり界隈で受け入れられにくいのが現状なようで・・・
音楽をやりたいというよりメンバーとか他のバンドと仲良くなりたいんじゃないか、とかなんで女がビジュアル系やってんの?ってバッシングがあったりするみたいですね。
確かに男性メインのジャンルなので、自分の好きなバンドが女性のバンドと対バンとか何もなくてもちょっとモヤモヤしちゃうな・・・
そもそもヴィジュアル系はバンドの音楽性を表現する為の手段の1つとしてメイクしたり女性的な衣装を着てステージに立っている、という中性的で非現実的な感じの世界ですし。
女形と呼ばれるくらい本当にキレイな方も存在するので。
女性がやるなら、本当にちゃんとバンドとしての世界観を出して性別が気にならないくらい振り切った感じじゃないと・・・と思ってしまうので、逆宝塚みたいな感じですかね?
ファンも基本的に女性が中心なのでそういう背景も要因の1つかも。
ビジュアル系好きなファンの総称は?
ビジュアル系のバンドが好きな女性の総称として「バンギャ」と言います。
そして男性のことを「ギャ男」と言うんですが・・・
そういえば私が昔から謎に思っていた事があって。
女性=バンギャはわかるんですが、男性=ギャ男は呼び方が不思議で・・・
男性の「ギャ」はどこからきたんだろう?笑
と思って調べてみました!
もともとバンギャが「バンギャル」からで、最近だと年齢重ねたバンギャは「オバンギャ」って言われてるみたいですね・・・上手い!笑
ちなみにわたしは後者です。
その男性版として「バンギャル男」から「ギャ男」になったみたいです。
もともとはロックバンド好きな女子全般を指す言葉だったみたいですが、いつの間にかビジュアル系バンドのファンという事になっていったみたいです。
バンギャという呼び方は自分のことでもあるので昔から知っていたんですが、それの男性版があるのは最近まで知りませんでした(;´Д`)
もともと男性のファンって少なかった印象ですが、男性の方が見た目のビジュアルに振り回されることなく(笑)しっかりとそのバンドの音楽と向き合っているって印象が強いです。
実際にSNS見てても、男性の方がこのバンドのこの曲のイントロで~とか音の話をしている方がおおいので、それを参考に聴き返してみて「へ~、そうなんだー!」ってなったりしてます。
その音楽性や世界観に魅了されるのは性別関係ないですよね。
ってことで、本当にざっくり書いてみました(*^_^*)
本当にバンドによって音楽性や世界観が違うので細かく分けるのは難しい世界な気がします。
こんな感じで他のこともまたざっくり書けたらと思っております!
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