実は当時そんなに聴いてなかったんですが、なぜか最近聴くようになりまして。
当時からもっとちゃんと聴いておきたかったな・・・と思ってしまうバンドの1つです。
ただ、また聴くかもとCDを捨てずに取っておいた過去の自分グッジョブ!って思ってます笑
ZI:KILLはどんなバンドだったのか。
Vocal TUSK Guitar KEN Bass SEIICHI Drums EBY
の4人編成のバンドで、私の印象だと女性よりも男性のファンが多かったように思います。
だからなのか、ヴィジュアルよりも音楽性を重視した話をよく聞いた気がします。
87年に結成(当時の表記はG-KILL)翌年の88年にTUSKが加入し本格的に活動を開始。
その後にXのHIDEとの縁がきっかけでエクスタシーレコードから1stアルバムをリリース。
ZI:KILL 2ndアルバムがオリコンチャート2位!
90年にエクスタシーレコードからリリースしたアルバム「CLOSE DANCE」がインディーズにも関わらずオリコンチャート2位に!
何がすごいのか?オリコンは基本的にメジャーな楽曲がメインなのにも関わらず、デビュー前のインディーズからチャートインするなんて本当に異例すぎです!
当時のZI:KILLの勢いの凄さがそれだけでも十分伝わってきますよね。
私は当時エクスタシー系列のバンドは好きだったものの、ZI:KILLってバンド名とビジュアルは知ってはいるけど・・・くらいのレベルだったのでオリコン2位は知らなかったんですよね。
ちなみにアルバムに入っている「I4U」は私の鼻歌ランキングにチャートインしています笑
・・・話をもどしますね。
その後91年に東芝EMIからメジャーデビュー。
アルバム「DESERT TOWN」をリリースして全国ツアーをスタート!
・・・するんですが、事務所のトラブルに巻き込まれて同年末には活動停止せざるを得ない状況に。
この事務所のトラブルなんですが、どんなトラブルだったのかがハッキリと出てこないので断言は出来ませんが契約問題らしいとの噂はありました。
デビューしてさらに勢いがついていたのに、事務所のトラブルに巻き込まれるカタチで活動出来なくなるのは本当に残念というか・・・
その後キングレコードに移籍し、92年にアルバム「IN THE HOLE」をリリース
93年に武道館のワンマンライブ、5thアルバム「ROCKET」はオリコンチャート5位等相変わらずの勢いで活動を続けていたんですが・・・
94年に突然解散を発表。
ZI:KILL 突然の解散理由は?
ZI:KILLで不思議なのが人気絶頂でもあったはずのの94年に突如解散発表したことなんですよね。
FCの会報で解散発表があって、ラストツアーや解散ライブもないまま解散してしまったんです。
これはファンにとっては衝撃的なんて一言では言い表せないですよね。
当時の私は、解散かぁ、残念だなー・・・くらいにしか思ってなかったんですが。
いきなりの解散だったんですね。
しかもFC未入会だけどZI:KILLが好きで追ってた人は解散を知るまでに時差があったんですかね?
当時はもうそれなりにネットも普及していたと思うので、そういうところからの情報で知ったんでしょうか?
ファンとしてはライブに行く、行かない(行けない)に関わらず、ラストライブって気持ちの区切りとして本当に大切ですよね。
私は気持ちの区切りとしてラストライブはあってほしいタイプです。
それがないなんて、どうやって気持ちの整理をすれば良いんでしょう?
そのFCの会報でのTUSKの最後の一言が
「ZI:KILLはただのロックバンドでした」
・・・なんかTUSKっぽいし、あっさりしてる感じも格好いいと思ってしまいました。
ホントなんかロックだなぁ、って感じです。
ZI:KILLのメンバー不仲説は本当なの?
ZI:KILLというバンドで一番気になっていたのが”気付くとドラムが変わってる”ことだったんです。
私はZI:KILLの存在は知っていたものの、雑誌でパラパラ情報として見るくらいのレベルだったので気付くと「あれ、ドラムこの人だったっけ?」って首をかしげる事がありました。
結成時はMASAMIという方だったんですが、その後89年にYUKIHIROが加入します。
が、2ndアルバムの「DESERT TOWN」レコーディング中になんとYUKIHIROが脱退してしまいます。
TUSKとの音楽性の違いで「彼が脱退しないなら、俺が脱退する」とTUSKが言ったという話があるくらいなので相当険悪だったんですね・・・そこまで言ってしまう感じだと、本当に音楽性の違いだけなんだろうか?と疑ってしまいます(;´Д`)
YUKIHIROが脱退後91年にTETSUが加入するも、1年で脱退。
脱退理由が明確ではないんですが、噂によると・・・
ギターのヤツが嫌いだった、とか自分の納得のいく音じゃないと再レコーディングを要求したのにそのままCDにされてしまったから。
今後のバンドの方向性についての話し合いで自分のやりたい方向性とズレが生じてきたから。
というのがありました。
しかもYUKIHIROもTETSUも在籍期間が短期間。
私的には音楽性の違いとかだけではない理由があるとは思いますが・・・
最終的にエクスタシーレコードのプロデューサーとして活躍していたEBYが加入しました。
EBYはそのまま解散まで活動していました。
ドラムがコロコロ変わったのって人間関係が何となくメインの理由っぽいですね。
お互い人間なので合う、合わないもありますしね。
それを考えたらメンバーチェンジもなく長く続けているバンドって本当に奇跡になのかな?とも個人的に思います。
ZI:KILL メンバーの現在の活動は?
Vocal TUSK
板谷佑(いたやたすく)1969年10月12日生まれ 神奈川県出身
ZI:KILL解散後はソロで活動を開始しアルバムをリリース
96年にTHE SLUT BANKSに加入2000年に脱退し、ほぼ同時にCRAZEに加入
2005年に脱退し、当時は引退宣言をしていた。
2007年に新宿心音会板谷佑として弾き語りのスタイルでライブ活動を開始
2007年にTHE SLUT BANKSを再結成
がZI:KILL解散からの流れになりますが、引退宣言していたんですね!
戻ってきてくれて本当に良かった・・・
ZI:KILLの頃から七色の声を持つボーカリストと言われていて天才と言っても過言ではないボーカリストなので、TUSKの歌声が聴けなくなるのは残念どころの騒ぎじゃないですよね。
私はTUSKのバラードがすごく好きなのでまだまだ歌い続けていただきたい!
一番驚いたのがビジュアルの変化で、坊主にタオル巻いてガテン系な感じになってるんですよね。
パッと見ただけじゃZI:KILLのTUSKとは繋がらないので本当にTUSKなのか?と混乱してしまうくらい見た目は当時の面影が全くなくて別人です笑
Guitar KEN
松平健(まつだいらけん)1969年8月6日生まれ
94年にZI:KILL解散した後、97年にVastを結成し、98年にCrybabyに改名しメジャーデビューしていますが、99年に解散。
その後の情報があまりないんですが、引退しているという話と、スタジオミュージシャンとして活躍しているという話があるので、真相が掴めませんでした。
私の中での一番の驚きは本名で・・・
もう同姓同名のサンバの人しか出てこない・・・
きっとご本人も昔から言われているでしょうけど・・・
Bass SEIICHI
飯田成一(いいだせいいち)1968年11月6日 静岡県富士市出身
ZI:KILL解散後の94年からずっとバンドを続けています
CRAZE(1994~2006年)
中田バンド(2006年)
The Heavenly Curve(2007~2009年)
johnny loves brautigan(2010年~)
vez(2012~2017年)
Daisy∗glitteR(2013年~)
OXYMORPHONN(2019年~)
幻覚(2022年3月~)
私の中でのイメージですが、シュッとしててクールな感じがあります。
現在はバンド活動の他にウィンズ音楽教室というところでベース講師もしています。
インスタ見たら雰囲気がワイルドなイケオジでした。
裏切らない感じが嬉しかったです( ´艸`)
Drums EBY
海老名淳(えびなまこと)1966年8月19日生まれ 千葉県松戸市出身
ZI:KILL解散後も勢力的に活動を続けていて、
Sister MAYO with KARATE BRAVO
LIZARD’S TAIL(2012.6~2013.12)
Bordeaux(2014.1~2017.11)
Krishna Blue
AUTO-MOD(2017.10~2022.7)
ほかにもいくつかのバンド名はあったんですが、活動期間が明記されてなくて不明でした・・・
もともとエクスタシーレコードのディレクターとしてバンドをプロデュースしていたという経歴もすごいですよね。
他にも河村隆一、GACKT、T.M Revolution等様々な音楽家のドラマー、プロデュースも担っていて不定期でドラムのセミナーもやってるみたいです。
私的には、多才な方なのかな?って印象を持っています。
淳って書いて「まこと」って読むんですね・・・
初めましての読み方で戸惑ってしまいました。
旧メンバーの現在
旧メンバーのドラムの方々の現在も、ご存じの方は多いとは思いますがサラッと・・・
yukihiro 淡路幸宏(あわじゆきひろ)1968年11月24日 千葉県市川市出身
ZI:KILL脱退後はDIE IN CRIESに在籍した後に98年からL’Arc-en-Cielに加入。
現在acid android 、greek sleep sheep 、petit Brabanconでも活動しています。Wikipediaの彼の職業欄を見ると、ドラマーの他にシンガーソングライター、ギタリスト、ベーシスト、DJ、作詞家、作曲家、編曲家、レコーディングエンジニア。とあります。
・・・何でも出来る多才過ぎる方だったんですね!
ZI:KILL→DIE IN CRIES→L’Arc-en-Cielっていう経歴だけでもすごいバンド渡ってきてるなって感じがするのに、これだけいろんな事が出来たらいろんなところから声がかかって当然な気がします。
TETSU 菊池哲(きくちてつ)1969年2月22日 東京都出身
ZI:KILLを脱退した後は92年にBODYを結成、94年に解散。
同年CRAZEを結成し、2006年に解散。
2007年にD’ERLANGERを再結成し、D’ERLANGERが独立して事務所社長に就任。
現在社長さんでもあります。
私の勝手なイメージですが、TETSUは後ろでどっしり構えてくれてる頼れる兄貴とかお父さんみたいな存在なんですよね。ドラムだからなのもあるんですかね?
D’ERLANGERの再結成も私的には嬉しい出来事で。
90年代に活躍したバンドメンバーが、いろいろ経験した後にまた集まって再結成なんて胸アツで大人の円熟味が増したD’ERLANGERはチェックですね!
ZI:KILLのメンバーはまだそれぞれ音楽活動はしているみたいですが(KENは不明)いろいろと調べていると再結成はなさそうだなー・・・って雰囲気しかないですよね(ノД`)
もし再結成なんてキセキが起きたら当時の私は子ども過ぎてライブに行きたくても行けなかったので復活ライブ参戦したいなぁ・・・
コメント